連帯保証人からの要望や収入の状況などが理由で、連帯保証人を変更しなくてはならないケースも少なくないでしょう。
しかし、一度契約した連帯保証人を入居中に変更することは可能なのでしょうか。
そこで今回は、賃貸物件の連帯保証人を変えることは可能なのか、変更が必要なケースや注意点について解説します。
賃貸物件の連帯保証人は変更できる?
賃貸物件の連帯保証人を変更することは可能ですが、入居者が勝手に手続きできるものではなく、大家さんから許可を得る必要があります。
ただし大家さんがその依頼を承諾する義務はないため、新たな連帯保証人の収入や職業によっては断られることもあるでしょう。
連帯保証人は入居者が家賃を滞納した際に代わりに支払う役割を果たすため、連帯保証人を変更することは大家さんにとってリスクが伴います。
そのため許可が下りるのは、現在の連帯保証人と同程度またはそれ以上の収入を得ている方に限られます。
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賃貸物件の連帯保証人を変更するケースとは?
連帯保証人を変更する必要があるケースとしては、主に連帯保証人から要望があったとき、連帯保証人の支払い能力がなくなったとき、保証会社が倒産したときの3つです。
連帯保証人から要望があった際の具体例は、連帯保証人が配偶者となっていたが離婚したという場合です。
夫婦関係を解消するということは他人になるので、何の関係もない相手の連帯保証人になり続けるのは抵抗があるでしょう。
連帯保証人の支払い能力がなくなった際の具体例は、死亡や定年退職などで安定的な収入がなくなったという場合です。
変わりの連帯保証人を見つけない限り変更できないので、なるべく早く見つける必要があります。
また、保証会社が倒産したときはその後の保証を受けられなくなってしまいます。
大家さんからは、新しく連帯保証人を立てるか、新たな保証会社への加入を求められるでしょう。
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賃貸物件の連帯保証人を変更するときの注意点とは?
連帯保証人を変更する際には、手続き費用として1〜3万円程度の手数料を支払わなくてはなりません。
連帯保証人の都合で変更する場合は、誰が負担するのかをあらかじめ話し合うことをおすすめします。
また、連帯保証人を変更するためには正式な審査があるため、場合によっては審査に落ちる可能性があることも事前に理解することが大切です。
国外などの遠方に住んでいる親族は、すぐに連絡が取れないリスクがあると判断されるため審査に落ちる可能性が高いでしょう。
審査に落ちてしまったら、再度連帯保証人を探す手間が発生します。
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